東京の音楽スタジオにはドラマが沢山ある

幼い頃に偶然見たテレビ番組でバンドが演奏していて、子供心ながら衝撃を受けた人やラジオで何気なく聴いていた音楽番組で名前も知らなかったバンドに驚愕したことがある人は少なからず存在します。
そのような衝動がきっかけで楽器を始める人もいます。
楽器の扱いもよくわからないまま、目茶苦茶をしているその時から、バンドへの道が始まっている人もいます。
そして地方の者がバンドを組んで地元でライブをやるようになると、東京へ進出する夢を必然的に持ちます。
これは様々な人が集まり、人間ドラマが交錯する中で自分自身も挑戦と言うものをしてみたいと青い心が高ぶり、そこで成功をするために実際に上京していきます。

バンド結成秘話はスタジオにあり

浮き足立ったまま住みはじめ、都内のスタジオで練習などしているとそこで思いがけない発見があるものです。
新しい楽器の使い方、無限にあるかのようなコンテストへの応募チラシ、そして新しいバンドメンバーとの出会いなど、音楽スタジオで新たな可能性を見出だす人も多い筈です。
そこで偶然知り合い、話しているうちに意気投合し、スタジオに入り一緒にセッションしてみて波長が合えばそのまま一緒にバンドを始めることにも成り得ます。
そして共に夢を追い掛けていきます。
やはり同じ方向を向いて進んで行ける人たちが周りにいることで励みになると実感できる筈です。
曲を作り、ライブハウスで演奏し、レコーディングをして音源を作り、ネットで広めたり手売りをしたりと地道に活動を続けます。
煮詰まった時にみんなで話し合い意見交換する場所もまた音楽スタジオだったりします。
時にはメンバー同士でぶつかり合うこともあるでしょう。
しかしそうして切磋琢磨してバンドと言うものはどんどんと研ぎ澄まされていくものです。

バンドマンの夢が集まる場所

曲の骨格が出来上がると、バンドで一斉に音合わせしなければ曲の根本が見えません。
音のバランスや音色の造形などはスタジオで何度も研究して調整していくものです。
またブレイクのタイミングやリズム感、曲のテンポキープなど、聴く人が心地よくなれるようなポイントを探すと同時に安定感のあるノリを出せるように何度も繰り返し練習をします。
機材トラブルや楽器の不具合などもこの時点で発見するものです。
それによって演奏中のストレスは解消されます。
こうした楽曲の構築がバンドを活性化させます。
バンドの趣向によって方向性は様々ですが、全てはやりたいことをやりたいようにやるために努力する、そんなヒリヒリとした緊張感や、緩やかな笑い声、全身からみなぎる意気込みが音楽スタジオには暑苦しい程に詰まっています。
夢を追い掛けているその様は鮮やかで濁りがありません。
その最中と言うのは本当に楽しい時間だからこそ、一生懸命になれますし、前を向いて進んで行ける原動力になります。

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